藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ついに大物の登場。

Kindle for PC (Windows) [ダウンロード]

Kindle for PC (Windows) [ダウンロード]

鳴り物入りでスタートしたKindle Unlimited
中身は雑誌や写真集から、漫画、小説、ビジネスとかなり広い。
鈴木大拙からナポレオンヒルまで、和書12万冊+洋書120万冊といえば誰の本棚よりも圧倒的なボリュームだ。

ところが書籍コンテンツの提供元との契約の関係で「超人気コンテンツ」が予算オーバーで消え始めているという。
これに憤った出版社側は

「9月以降はバックナンバーや1巻目だけにする」などと鼻息が荒いらしいが、勝負の決着は着いているのに違いない。

ついに書籍までが著作権の波を超えて定額制になる時代。
これまではネット上のサイトと動画系のコンテンツの主戦場だったところに「既存のテキスト本」が乱入する。

書籍の中身までがすべて「検索フリー」になれば、「これまでのwebコンテンツ」にとっては余程の脅威になると思う。

書籍の編集力❌検索性が解放されれば、wikipediaなどだけではない「新たな智の世界」が始まるのじゃないだろうか。
早めに版元との契約問題を解決して、新しいwebの世界を旅したいものである。

アマゾン読み放題、人気本消える 利用者多すぎが原因?

2016年8月31日05時03分

続きから読む

読み放題サービスをめぐる利用料金の流れ

 今月3日にスタートした通販大手アマゾンジャパンの電子書籍読み放題サービスで、人気のある漫画や写真集などがラインアップから外れ始めた。サービス開始に合わせて多くの書籍をそろえようとしたアマゾンが、出版社に配分する利用料を年内に限って上乗せして支払う契約を締結。しかし想定以上の利用が続いて負担に耐えきれなくなり、利用が多い人気本をラインアップから外し始めたとみられる。

 同サービス「Kindle(キンドル) Unlimited(アンリミテッド)」は、洋書約120万冊のほか、国内の数百の出版社と契約を結び、小説やビジネス書、雑誌、漫画など和書計約12万冊が月980円(税込み)で読み放題になるとしてスタート。電子書籍のダウンロード数に応じて出版社に利用料の一部を配分するとした。

 複数の出版社によると、アマゾンは一部の出版社を対象に、年内に限って規定の配分に上乗せして利用料を支払う契約を結び、書籍の提供を促したという。

 ところが、サービス開始から1週間ほどで漫画やグラビア系の写真集など人気の高い本が読み放題サービスのラインアップから外れ始め、アマゾン側から「想定以上のダウンロードがあり、出版社に支払う予算が不足した」「このままではビジネスの継続が困難」などの説明があったとしている。アマゾン側は会員数を公表していない。

 こうした事態に、出版社側は反発を強めている。数百冊以上を提供しているある大手出版社は29日までに、全ての本の引き揚げを検討しているとアマゾンに通告。アマゾンからは「道義的な責任はあるが契約違反ではない」との回答があったという。この出版社は朝日新聞の取材に「合意なく配信停止にしたことは契約違反。著者への説明もできず苦慮している」とする。

 徳間書店(東京都港区)は同社が運営するホームページで「(アマゾンから)条件面での変更通達」があったとし、現在提供している漫画の月刊誌や単行本をサービスから引き揚げ、9月以降はバックナンバーや1巻目だけにすると告知した。同社は数百冊を提供しているが「他の本も調整中」としている。

 別の中堅出版社幹部は「ラインアップから外されて利用料も入らなくなった上、読み放題の本が売れ筋ランキングの上位にくるようになり、それまで売れていた本まで注目度が下がって売れなくなってきた」とする。アマゾンジャパンは取材に対して「いくつかのタイトルの変更はある」としながら、「契約に関することは話せない」とコメントしている。(塩原賢)