藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

みんな自分がわからない。

AIの報道記事がない日はないくらい話題だが、自分たちの日常でも会話の中で「AIに代替されるか否か」という話は持ちきりだ。
究極の自己否定というか、はたまた自己啓発的な問いかけであり、まあ「今一番華やぐ話題」なのだろうと思う。

30年前にIT業界では、まことしやかに(いつでもこうした未来予想は、多分現実になると本気で信じられてきたけど)

プログラマーは100万人不足するとか、
いやプログラミングは完全に自動化されるだろう。

と言われてきた。
どっちやねん。

結局プログラムは「アプリ化」してしまって正解はどちらでもなかった。
このことを予測した人はいなかったと思う。

今華やいでいる「AI論争」も面白い。
税理士や弁護士が職域を失う、という説もあれば、
医師や建築士が危ない、とか
いやいやまずは車のドライバーや警備員などからだ、という人もいる。

逆に思う。

今の自分の仕事はAIが取って代わることはできるだろうか。
しばし沈黙の結果、十分可能だと思う。
そんなに優秀なプロセッサで処理するようなほどの判断を、自分は日々していないだろう、と。

しかしそう言えば、人工知能はどれほど"バカ"をやれるだろうか。

人工知能に勝るには「ロジック」以外の部分しかないのではないだろうか。
(つづく)