藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

老いとタスクのこなし方。

「身体機能の老化」にどうも関係していると自分では思うのだが。
今日1日とか、この一週間とか一ヶ月とか。
(さりとて、「これから十年でやっておきたいこと」というほどの長期ではないことについて)
若いころは多分、何もリストアップすることもなく、しかもかなり「きゅうきゅう詰め」にしても、どんどんこなしていけた毎日が。
ゆえに「計画性」がないことも往々にしてあったけれど、それにしても本能的に、仕事もプライベートも乗り切っていたと思う。

今日友人と飲みに行くのに「どんな場所のどんな店で」「何を着ていくか」「その前にやっておかなきゃならないことは?」じゃあ逆算して予定を確認しよう。
何時には起きないと。
だから何時には寝るべきだな。とかとか。
そういうことを考えないと「こなせる」気がしないのだ。

そして。
帰省した折、父の卓上メモが「今日やるべきタスクと消し込みの跡だらけ」なのを見て驚いた。
多分「本能的に全部のタスクをこなす」ということがしんどくなっているのだ。

二十代のころは、1日に7件のアポを入れても、何とかやり切っていたいた自分は、今や半分くらいのキャパになってしまっている。

いやいやしかし。
その分「緻密さ」は若造の比ではない(と思う)。
数撃ちゃいい、というわけではなく、一つ一つの中身が心配だ。
(つづく)