藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

各国のジョーク(中国)

<⑪欠点>
中国は今、日本に負いつき、さらには追い抜こうと必死である。
しかし、日本に追いつくのはいいが、追い越すのはマズいかもしれない。


なぜか?
追い越すと、ズボンが破れているのを見られてしまうかもしれないからだ。



<⑫転落>
北京の大学。教授が学生に聞いた。


教授「日本はいかなる状態にあるか?」
学生「汚れた資本主義である日本は、既に断崖絶壁の縁に立っています」


教授「よろしい。では中国はいかなる状態か?」
「中国は、日本より一歩前に進んだ社会です」


ジョークで見る日本人と中国人・文芸春秋12月号 早坂隆著より

中国の内情

先日、中国のローカルテレビ局のドキュメンタリー番組。
都市部に出て行く若夫婦と、それを好しとしない祖父。


お互いの主張は、
これまでの「強い因習」に縛られる地方と、少しづつ入ってくる「都市部の情報」がまさに「入り混じっている」様子。


中国は農村部から都市部への移住が、いまだ自由ではないのだが、
「都市部を夢見る若者」と、泡沫(うたかた)の発展を嫌悪する「大家族の長」が鬩(せめ)ぎ合うようすは、今の中国の構造を象徴するように感じた。


また別の反応も。
重慶(四川省一の大都市)の黄色に煙る大気の中、質問する記者に答える通行人の女性。
「空気が汚れる?おまえたちだってそうして豊かになったんだろう?こんどはあたしたちの番だよ。我慢しろなんて冗談じゃない」


「先進国」といわれる側から、先に動くしかないな、と。