藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

表現の巧拙。

最近思うこと。


他人の書いた本や原稿を読んで「文章の上手いヘタ」がとても気になる。
「上手いヘタ」なのか、自分にとっての理解しやすさなのか。


ブログを始めたせいか。



自分の文章の巧拙については分からないくせに。(汗)


「余計な贅肉」のような、接頭語やてにをは。
論旨の「ぶれる」ロジック(展開)。
そのくせ妙に長いセンテンス。


なかなか良いことが書かれていても、読む気が失せる。


そして逆のことに気付く。


文章が上手いと、書いてある内容にあまり興味がなくとも、ついつい引き込まれてしまうのだ!


文章だけで読ませる。

自分の思う、よい文章の特徴。

・やさしい表現
・的確な単語使い
・贅肉がない
・接続詞が巧み(その後にくる意味をちゃんと促す)


・漢字、カナ、ひらがなの比率がちょうどよい


・ユーモアがあること。


最近気にしだしたことなので、「この作家だ」とは上げにくいが、夏目漱石とか、北杜夫とかだろうか。


書く側からすれば、「息つく間もなく読みました」というのは最大の賛辞か。

残念ながら、この領域にアマゾンはまだ届かない。(中身検索、というのも出てきたが)



やはり本棚に囲まれるのはよいものだ、と本屋をうろつく。


「上手な文章はないかね」などと意識して、本屋で立ち読む。



新書など片っ端から手にとって、パラパラと。


面白い本を探しているのか、
面白い文章を探しているのか。


何にしても、また積んどく本が増えるのだ。