SNSなどもまじめにはしていないので、オフ会に参加した経験はあまりない。
先日、仕事関係でこれまでお互いコンタクトはない(がウェブ上では全員がお互いの存在をよく知っている)人たちが、一堂に会した。
ブラウザでしか見たことのない「知った顔」のオン・パレードで、とても新鮮。
もちろん、ここでブログは大活躍した。
「Mさん、最近サイトリニューアルしましたね。評判いいですよ」とか
「今スタッフ募集されてますが、応募ありますか」とか
「Sさん、以前いらしたのT社では今、自分の同期のF君がお世話になってるんです」
自分のことを驚くほど知っている人がいたりして、いわゆる「名刺機能」の便利さを実感。
お互いのブログが読めていれば、話題にはことかかぬし、なにより話が早い。
意外なこともあった。
ブログにupしていないことは、分からない。(当たり前)
例えば、その人が
・結婚してるかどうか
・ 一人暮らしか
・ 年齢はいくつか
・ 出身はどこか
などあまりブログにエントリのない話題は、思わぬ先入観のようなものがあって、これまた驚いた。
特に、「アップしない部分」のこと
自分もそう。
ブログの主旨にもよるが、なかなか「ダークサイド」のことって書けない。
先日梅田さんのブログで「スランプだ」というエントリがあったが、今最も悩んでいること、や自分の弱点をさらす話題など、当然ながら書きにくい。
オフ会で最も新鮮だったのは、満月に少し足りぬ月のように「光る部分」=ブログと、陰の部分が見えたことだ。
陰が見えたことで、また全体の輪郭がはっきりして、対象の理解が深まる。
Mixiなどのオフ会では、こんなことは頻繁に起きているのだろう、いろんな発見ができた。
そして思う。
まさに茂木さんのいう「偶有性」*1だと。
*1:「半ば規則的で半ば偶然の出来事」を表現する言葉。ある程度は予想できるが予想できない部分もある、という状態。これが、脳にとって一番の快感をもたらす。との研究