http://www.computerworld.jp/topics/osst/65078.html
先日、MSがオープンソース陣営を、自社の持つ235件の特許侵害、と告発した。
http://d.hatena.ne.jp/why-newton/20070516
その第二弾。
(前略) したがって、当社のほうから訴訟を起こすつもりはない。
もちろん、「将来も絶対に起こさない」と断言することはできないが、訴訟に訴えるというのがマイクロソフトの戦略ではないことだけは確かだ。
にもかかわらず、先日の記事は、われわれが訴訟攻勢をかけるかのような内容になっていた。
あの記事で唯一新しい情報だと言えるのは、(侵害されている)特許の具体的な件数だけだ。
(後略)
ライセンスの契約がまとまらなかったら、訴えるゾ!というのと何ら変わぬ。
特許ビジネスの常道だが、まず相手を威嚇せねば使用料交渉など、進まぬ。
法廷外の戦いから
両者に確実に言えるのは「訴訟路線は膨大なカネがかかる」ということ。
戦わずして勝つ、と。
250もの特許をいちいち侵害かどうか調べていたら、儲かるのは弁護士だけだ。
時代のトレンドは圧倒的に開放志向だが、「オープンソースvs特許」はこれからシリアスな問題になっていくだろう。
ソフトの世界では十年くらいは続くのではないか。
そういや Linux,red-hat,apatchなど「オープン陣営」として一括して特許の権利化や、ライセンス管理はしていないのだろうか?
ブログを読んだ方から、「Open Invention Network(OIN)」というところが特許を管理している、と教えていただいた。感謝
今のような既存vs 開放系の過渡期には、そんなガードも必要だと思うのだが。
そんなのがなくとも発展していくだろうが、守旧派の抵抗は激しそうだ。