新規事業についての周囲の反応があまりに二極化したことに驚いた、
書いた昨日のつづき。
まっぷたつ。
「外国人SEが日本で働くこと」について否定的な声。
六対四で「肯定派」の方が少なかった。
何度かユーザの聞き取りをしてみた。曰く
・現場はあまり歓迎していない(ようだ)
・情報漏えいリスクが高い(これは根拠がない)
・日本語が話せても一緒に仕事ができるか不安
・本当に技術力があるか分からない、など
とそれほど決定的な根拠のないことも分かってきた。
実は、自分もこの話が持ち上がったとき直感的に
「かなり困難だな」と思った。なぜなら
・端的に(中国人を除き)日本企業には極端に「現在は外国人社員が少ないこと」からだった。
そして、もう少し冷静に「ビジネスとして」成り立つかどうかを考えた。
・「自分が思いつく前になぜ皆がやっていないか」という最大の疑問点からも、何らか
・「経済的に成り立ちにくい」理由もあるのだろう、と推測した。
・さらに最近、外国人の「集団失踪」のような困った事件も起きていたではないか。
しばらく「ムリ」と放置していたのだが。
残った疑問
何か「ひっかかり」を感じた。
頭の中を想い巡らすと「中国進出支援をし始めた時」と同じ思いが頭をよぎる。
・進出を試みながらも、その「強い動機」を持たずに失敗していったあまたの会社。
・だが、その中で「現地化のメリット」を明確に描き、数々のチャレンジをしていった日系企業は今でも立派にやっている。
極めてシンプルに言えば「労働力」に「価格競争力」があったからだ。
これを「うまく使えた」企業だけが成功した。
なぜ今回は違うのか、と思ったのである。