藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

仕事感

家事の意味。

毎日、ご飯を作って家族に供する主婦とか、毎日外に働きに出て作物を実らせたり、物作りやサービスでお金を稼ぐ社会人。 そして、そんな仕事(とか学業)に付随して、必ずこなさねばならないのが家事である。 一日に2〜3度必ず食事をして週に一度は洗濯をし…

目標のための目標。

「デキる男の問題処理はスピードが速い」という話からは結構な人から反応をもらった。 もう一つ、何か私の性格の悪さが出てしまうが「出来ないヤツの特徴」というのが思い浮かんでしまうので、噂話程度に書き留めておくことにする。 1.アウトプットが出てこ…

夢と現実。

JALが遂にパイロットの養成を見送るという。 「一人につき億単位」の養成費用がかかるのがその理由である。 訓練生は「地上勤務か退職か」を迫られるとのことが無理もない。 JAL自身はいま「死に体」である。 報道記事を見るところ、いかに国策会社とて完全…

すぐに銃に手をかけろ。

先日「プロの条件」という記事を書いたら、賛否いろいろと意見をもらった。 「確かにその通りだ」という声と「そんなことは分かっているわ」という声が多かった。 相変わらず「お前は上からモノを見ている」からそんなことが言えるのだ、というご意見も根強…

より複雑に、より困難に。

製造業は、そのシステムの優秀さ、がその企業の浮沈を決めた。だが、サービス業には「大量生産」という概念は当てはまりにくい。同じ素材を集め、同じ比率で混合し、攪拌して同じ型にはめて成型し、同じ検査をして「大量」に製品を送り出す式のことはサービ…

より複雑に。より困難に。

より安全な食物、とか より長持ちする家電とか、道具とか家とか。 そしてより「心」に近づくようなサービスとか。 そんなものだけがこれからの成長産業だろう。 代替エネルギーとか言うが、それにしても「エネルギー消費の総和」が減少する、という前提に立…

より複雑に。より困難に。

給料が右肩上がりではない、という話が出てもう数年が経つ。 思えば「それまで」は「そういう言葉」はなかったわけで、「放っておいても経済が成長する」という「高度」というよりもむしろ「自動とか自然経済成長」とでも呼ぶべきじだいが、実は2000年まで続…

予定の埋まる幸せ。埋まらない幸せ。

ある日の予定。 8:30〜新しく紹介いただいた司法書士さんと新規案件の打合わせ。 10時から登記所に出ずっぱり、とのことで無理やり朝に割り込み、時間をいただく。 10:00〜客先のシステム開発案件についての要件打合せ。11:00〜現行の社内案件の進捗会議と今…

イヤなことを進んでやる、ということの重要性。

仕事をしていれば。 いや学生で多くの人と「集団社会」で生活していれば。 人間関係のストレス、はつきもの。 逃れることは難しい。 出家でもするか、第一次産業に従事する、などの環境を変えれば少しは和らぐのだろうな、などとも思う四十路である。(嘆) さ…

人気で進路など決めるな。

リーマンショックで経済学部の人気が落ち、また 日本人の「ノーベル賞効果」で理系の志望者が大幅に増えているという。 中には前年比三割増の大学もあるというから驚く。 で就職人気のこと。 大学生の志望企業、三菱UFJが首位 民間調査 企業研修・採用支…

これからの業界。

日本司法支援センター、通称「法テラス」が伸び悩んでいる。 http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/081024/sty0810240845006-n1.htmこれは、当初から懸念されたことだが、法テラスだけの問題では決してない。 「認知度が低いため、期待されるほど利用さ…

潔き。

最近偽装や、ウソの上塗りばかりで気持ちの悪かった経済界や官僚。 たまのスカッとした話題。 富士通、黒川博昭社長。 今年の株主総会上で突如、辞意を表明。 赤字の責任者ではない。 建て直しの功労者である。 自分も同業界で当時ITバブルの後、話題の「成…

世代間でも透明化。

何だか、自分の就職したころなら。 六十、は定年としてはそれほど違和感がなかったが。む 今や。 六十など働き盛りのバリバリの人の方がむしろ多い。 しかし。 企業の経営陣は若返りが激しい。 上場企業でも四十代の社長は当たり前になっている。 四十代と六…

労使、という概念。

珍しく、M&Aのカリスマが叩かれている。 騒動の発端は、4月24日付の朝日新聞朝刊。 08年3月期決算発表の席で、永守氏が「社員全員が休日返上で働く企業だから成長できるし、給料も上がる。 たっぷり休んで、結果的に会社が傾いて人員整理するのでは意…

どちらに立つか。

最近思う。 何か新しい試みに、どう反応するか。 ・できない理由を考える ・失敗したときのリスクを考える そんなタイプと ・「やり通すための何か」を一手先だけでも伸ばそうと、考え抜くタイプ。 とまあそう言えばこっちがカッコいいが、実際は危うかった…

プレゼンの達人

会話はあとに残らないので、かなりルーズでも許される。 英会話などするとよく分かる。 文法的には相当ブロークンでも通じたり。 これが東大の入試問題などになると、相当に難しい。 もっとも口頭で話しているときに、文法的に完全に正しい文章などで会話す…

社会人二十年総括、その三

さて、がんばってると思ってたサラリーマン時代と、 サバイバルだけが目的だった創業後数年。 そして、迷えるソフト会社としての彷徨に入る。 顧客のために、いかようとも、がソフトの神髄。 なのでどれだけ「優良なユーザー」と仕事をするか、ということが…

五十点満点のあと。

さてサラリーマン時代の三年間は、目いっぱい頑張ってるつもりがなんと「もう五十点分足りなかった」と気づかされたその後のこと。 サラリーマン時代はなかなか会社全体のことには気づかずに自分の「役割」という狭いマスの中でウンウンそれなりに頑張ってい…

突き抜ける営業。

株式会社 オフィス・コンビニエンス・デリバリーCEO、曽山秀二。曽山ブログ ※このブログ、開くと同時に「最初から最後まで」読まねばならないことになっている。 自分は昨年末にうっかり覗き、その夜の忘年会に参加できなくなった。 心してからぜひ、アクセ…

20年の総括。

ああ。 浪人したりしていたので、社会に出たのは24才。 の四月一日。(←わたぬき、なんて読みもある。日本語は難解だ) こよみに支配されながら、今日で社会人二十年目になる。 社会人ハタチ。 社会人成人。 ふーむ。 まあそんな感じか。 お、そうそう。 今日…

組織と個と

先日していた、藤原直哉さんの「やる気」の話について、こんなメールが。 『組織のしくみとして、「やる気をなくすもの」をつぶしていくことが重要、というのはよくわかります。ただ、自分のような平社員のがわはそれでいいのでしょうか。そういう不安なこと…

やる気の構造

さて、本題。 藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2008年3月25日 やる気の方程式: 藤原直哉のインターネット放送局 さて、話題のメインは「やる気」。 モチベーション。 「ある要因」があればやる気が上がる。けど「なくても平気」なもの。と 「ある…

自発の運用

自分たちの仕事など、他人とのかかわりなしにはありえない。 これが作家とか、芸術化ならかなり「ひきこもった」唯我独尊の生活スタイルもあるのかもしれないが、自分などは全然そうではない。 しかもサービス業だけにむしろ、「人とのかかわり」にすべての…

プロのひみつ

ミッシェル・ベロフ。 円熟のきわみ、と言ってよいだろう熟年ピアニスト。 1950年フランス出身の57才 「スーパーピアノレッスン」では繊細な感性に囁きかけるような演奏を指導する。 ドビッシーを弾くその指先は、指の重さを微量に調節して鍵盤を押す精密機…

生産性のちがい

一番しっくりくる英語は'self motivated'か。 最近このことをよく考える。 「好きなこと」を手掛ける。 仕事でも、プライベートでも。 まあそうしていると「仕事と仕事以外」、というのは限りなく混じってくるものだろう。 自発と他発。 生産性はどのくらい…

腹がっ立ったら

プログラミングは、コンピュータに対する指示のことだ。 インストラクション(instruction=命令)などという。 コンピュータは人間の書いたプログラム(多くは英語)を16進数に翻訳し、二進数で実行する。 画面にウィンドウを「表示する」とか プリンタに「印刷…

実務と思索の達人。

東芝社長、西田厚聰(あつとし)。 日本に数少ない「強いリーダ」と称される。 日経BPサイトより ウエスチングハウス(WB・米原子力大手)6200億で買収を発表。 三ヵ年の半導体投資計画発表、総額1兆200億円。 半導体ウエハー製造の東芝セラミックス売却発表、MB…

自分のスキル最高、じゃなく再考。

真剣にそう思うのだが。 自分の仕事で、コモデティ(日常)化のこと。 真剣に、考えた方がいい。 (もちろん人ごとではない) 例えば、営業マン。 がむしゃらにでも突っ込んで、少しづつでも実績を積むタイプ。 これはいい。 その反対。 顔見知りのところにばか…

ふふケーススタディ

新規事業についての周囲の反応があまりに二極化したことに驚いた、 書いた昨日のつづき。 まっぷたつ。 「外国人SEが日本で働くこと」について否定的な声。 六対四で「肯定派」の方が少なかった。 何度かユーザの聞き取りをしてみた。曰く ・現場はあまり歓…

面白い現象

実は新規事業を考えていて、今準備している。 外国人技術者を活用する、法律事務所ともタイアップした、かなり新しい試みなのだが、内容はともかく。 それで面白いことに気づく。(そっちのけ) 陰陽 ものの見方は何通りもある。 最近つくづくそう思う。 「な…