藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

成功はうす皮の中に


大した理屈でもないのだけれど、「不可能を可能にする」というような着眼は興味のある人はいるようだ。


ずい分とコメントをもらったが、意外に「なにいってんの」的な意見が少ないのに少し驚いた。

「方向」を定めたら
   ↓
ひたすら「積み重ね」ること


というなにもないような話に帰着してしまった、が。

その要諦は「連続律」だった。


とは言っても
『方向を決めたら、途切れぬように積み重ねたら、成功する』
というくらい。


じゃ世の中「満足する人だらけ」になりそうにも思うが、むしろそのような成功談は珍しい。
(その昔女だらけ、という名の漫画があったのを今思い出した。記憶とは妙なものだ)

ほかに成功を邪魔するやつはいないか。

<脱線>

ちょっと理屈だが自分は「成功」という言葉を「追求した結果を達成した状態」を表現したくて使っている。


目標達成、といい変えたとたんに「セールスの成績」みたいな語感がして「頭を使わない数値目標」になってしまうように思ったのだが。


やっぱりか。
意味は二通りあるようで、

せいこう【成功】(名)スル
(1)仕事・計画などがうまくいくこと。目的を達成すること。


(2)相当な地位や財産を得ること。
「実業界で―する」「―者」


三省堂提供「大辞林 第二版」より


「富を得ること」も成功というらしい。(なぜだろう。)

とみ 1 【富】
〔動詞「富む」の連用形から〕
(1)集積した財貨。多大な財産。


(2)経済的に価値のある資源・物質。

なんと富とは「経済的なもの」を指す。
人間関係とか、人柄とかは富じゃないのか。


それとも「いろいろな全てをお金で計る」民法のような考えだろうか。
(英語も両方に意味があるようだ。)


ま、一般的に「富があれば成功者とみなそう」ということか。
何か違う気もするが。

<脱線終わり>

成功を妨げるもの

自分がこれまで何に対しても「積み上げて」こられなかった理由は何か。


もうこれからは大丈夫なのか。


まだ腑に落ちぬ。


犯人は「うす皮」だった。


「うす皮」を見る力


成功のための積み上げ、はどのようなものか。
スポーツ選手なら、ストレッチとか(最近この面白い本を見つけた)走りこみとか筋トレとか。


学者なら調査/研究、実験、レポート作成などか。


資格の要るものなら、その分野の「基本書から」当たらねばならないだろう。


どれも地道な作業だが。


一日々々だと「捗(はかど)り具合」が見えないのだ。


ふと数年前、英語の先生にいわれた一言を思い出す。
(全然リスニングが進まないことを嘆く自分に)

『フフフ。でも聞いてるうちに「毎日うす皮がはがれるように」聞こえてくるものなんですよ。
でもみんな「剥けてない」と思って止めちゃうんですよね。』

そうか。


毎日、頭の中に「うす皮」を思い、きちんとそれが一枚づつ「剥がれているさま」をしっかりイメージすることか。(なんもしないでイメージばかりしてると妄想につながるな)

たかがうす皮、されど

自分たちが何かアクションを起こすとき「動機」はとても重要だ。
(動機は面白いテーマなのでそのものについては、また考えたい)

ゴールデン・ルールである「連続律」で成功は保証されているのだ。


そこでうす皮は、強力な「動機発生ツール」になり得る。(アホのようだが大まじめ)


うす皮がなくば、成功はなし、とさえ。(しつこい)


つまる、


・方向決め
  ↓
・積み重ね
 ↓ ↑←ここが長いぞ
・うす皮
  ↓
  ↓
  ↓
・成功

ということになった。


以上