藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

相手の土俵へ出かけよう。

自分の土俵は意識して避けたい。
何となく居心地がいいし、勝手知ったる場所だから。
緊張が緩み、ほわん、と過ごす。進んで相手の土俵に行ってみる。
一瞬で行ける。

ワープか。
相手が子供なら子供の世界。相手がライバルならライバルの世界。
相手がその道のプロ、ならプロの世界へ!


こいつは楽しい。
つい先日も、超大手企業の顧問を務める現役バリバリの弁護士と飲む機会があり、とても新鮮だった。
社会で起きていること、企業や経営者の悩み、人間社会の闇の部分や正義感を貫く熱い志の人々など、某テレビ番組ではないが、やはり「その道」の峻厳な世界に触れるのはいい気分だ。

新鮮な空気を吸ったようだ。
そんな風に考えてみると、我われの日常は意外とそんな宝の山だ、ということに気づく。

ひとたび他人、ともなれば。その考え方は千差万別。価値観のデパート状態である。

いろんな自我で、色んな角度から物事を斬ってみる。そこにはハッとするような鋭い寸鉄があったりするものだ。

看過しては勿体ない。
他人の意見は自分の感性を磨く貴重なまな板なのであった。