藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

言葉のあや。

広島に投下された原爆で燃えたウランが800グラムでしかなかったとは知らなかった。
標準的な原発では、年に1tのウランが燃やされているということである。

どうやら、今のままの雲行きではこれからの原発の安全基準にも、「破局的事故」は否定されそうである。
一度原子炉の格納容器が壊れてしまったが、これは「想定不適当事故」として処理されているというのだ。
モノは言いようである。もう「先送り処理」は着々と始まっている。

また今の(これからの)核燃料の取り出しについても、まだこれから数十年単位でトンネルを掘るなどし、注意深く後処理をしなければならないということ。
そんなことを報道がなければ自分たちは忘れつつある。
京都大、小出裕章教授いわく、東電はいわんや、「日本政府が何度破産しても足りない賠償」を背負っているのなら、その一点を以て「原発稼働凍結」は妥当な結論なのだと思う。

参議院参考人招致で小出さんが最後に残したガンジー寸鉄が重く残る。
よく考えねばならない。

7つの社会的、罪。
1.理念なき政治
2.労働なき富
3.良心なき快楽
4.人格なき知識
5.道徳なき商業
6.人間性なき科学
7.献身なき崇拝