藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

プロと出会うこと。

もう社会人になってずい分経つ。
これまでなんども異業種交流会というものに参加した。
が、結局"化学変化"は起きなかった。
けれど別のところで変化はあった。
それは「交流会ではない異業種との出会い」である。

自分は今三つの世界に関係している。
・IT分野(足掛け30年)
・法律関連(15年)
・高齢者サービス(3年)

で、よく「一流に触れることの大切さ」ということを聞く。
オーケストラとかピアニストとかも「数を聴く」というよりは「一流に当たれ」ということだ。
過去を振り返ってつくづくそう思う。

社会人になって独立し、幾度かの大きな変化を経験したけれど転機はいつも「一流のプロ」との出会いだった。
自分のこれまでの業界感とか、社会人としての価値観とか、人生観とか、色んな物がぐらぐらと揺れることが何度もあったのである。

社会人になって初めてコンピュータに触れ「こんな万能な物が」と驚いたのが最初。
次に「技術の唯一」として特許を知る。
そして特許法の根拠である物が「法律」であることにようやく気づき、「法律家」と出会う。
そしてさらに法律家から見た「世間」を改めて意識して、「高齢者の今後」が見えてきたのである。

それはともかく。

男女の仲もそうだと思うが「出会い」を探してもなかなかそれは見つからない。
異業種交流を志しても、本来得たいものにはなかなか出会えないのではないかと思うのだ。
ではどうするか。

異業種の"プロフェッショナル"と出会うのである。
それもできれば業界の若い新進気鋭の第一人者がいい。
(「重鎮」と言われるとと逢っても昔話に終始することが実に多い。
つまりは自分が若手に昔話を説教口調でするようになれば、それは老いそのものに違いない。こわっ。)
(つづく)