藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

舵は自分。

「この船はどこへ行くのだ?」
大人の世界の返事は、執事がうやうやしく「ご主人様のお望み次第です」という話。

自分も最近知ったのだが、転職にしても、投資にしても保険にしても。
あるいは転職とか、結婚とか起業とか。

あらゆる決断は実は、決断ありきではなく「結論」ありきなのだ。

つまり決断は「結論次第」で揺れる。
どうしても「でっかい新大陸」を発見したいのなら、未知の荒波を航海しなければならないかもしれない。
けれど、近辺の国で魚を取って暮らすのなら、そんなに大げさな装備は必要ない。

要するに。
「自分はこれからどうなるのだろう?」という当たり前の不安や問いかけは、
そのまま「実はそれはあなたの希望次第なのですよ」という答えに収束する。

なんと不安を発する原因そのものは「実は自分の中にある」という哲学的な構造だ。

よく言う「自分探し」。
多分それは「外」にはない。
多分「自分のなか」を探し回って、運良く"!"と出会うものだ。

結局自分を見つけ、自分を方向づけ、ドライブしていくのは自分でしかないということに気づく。
「風に訊け」という名コラムが昔にはあったけど。