社会人になりたてのバブル全盛期。
まだ世間の何も知らない自分には不思議な話が多かった。
「お金借りませんか?」という銀行。
「勝ったらすぐに二割り増しで転売できますよ」という不動産屋。
「節税になりますよ」というハウスメーカー。
不思議なものだなぁ、と思っていたらバブルはすぐに去って行った。
それはともかく。
今もまた土地を中心にバブルの呼び声が高い。
土地が個人で所有できる、ということになった故に、この問題は永遠に繰り返されるようだ。
人がいて「定住的」に生活する以上、土地が価値を持って取引されてしまうのは避けられないことのようだ。
常に「利益を生んでいる土地」をめぐって、これからもむ取引が続いていくのに違いない。
ただし自分自身がその傍らで「プレイヤー」として参加するのか、あくまでユーザーとしての立場なのかははっきりしておいたほうがいいと思う。
中途半端に「場」に参加すると大火傷を負うに違いないと思うのだ。