藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

仕事選びを考える。

*[次の世代に]社会人の過ごし方。
自分が受験していた四十年前でも医学部は最難関だった。
文系の最難関は司法試験と言われていたけれど。
不思議にその職業に「熱」を持って目指している人はあまりいなかった。
目指している理由は「家業を継ぐ」がダントツだったと思う。
親の職業というのは、つくづく子供に伝染しやすいものらしい。
警察官とか銀行員とか、医師や弁護士や教師など。
まあ子供に勧められるくらいの魅力があるなら何よりですが。
 
それはともかく。
医師でイギリス生まれの友人に聞くと「若い頃にシュバイツァーやファーブルや野口英世の伝記に触れ、もう中学に行く頃から医師以外の選択肢は考えなかった。」という。
ほほー。
日本ではそんな風に職業選択をする、という空気が薄い。
未だに。
 
年収が高いとか、これから流行る業界だとかいう皮相的な話ばかりをマスコミもする。
何より教育機関は「職業」というものについて、どうしてもっと真剣に教えないのかつくづく不思議に思う。
 

 

学校に頼れないのなら、自分たち年長者が若者に噛み砕いて伝えるしかない。
これから(あなたが)自分の"糧"としていきたい仕事は、多分なかなか見つからない。
それは自分のやりたいことが、まだ成熟していないから。
だから世の中のいろんな職業を見て、実際にやってみながら、少しづつ「自分の本心」を探ることが

 

重要だ。
くれぐれも「華やかさ」とか「スマートさ」とか「楽そう」「安定」なんていう理由では見ないでほしい。
「そのまま華やかに30年ほど」を過ごして定年間近になり「あれ。????」という心境の人をたくさん知っている。
人生は一度きりだ。
 

医学部はどのくらい難しいのか=現役合格は可能?〔必勝!医学部入試〕

1/28(月) 17:11配信
 「医学部は最難関だ」「私立大学医学部も難しいらしい」「現役合格は無理だ」「東大・京大くらい難しい」などの話を耳にしたことがある人は多いかと思います。いったい、医学部はどのくらい難しいのでしょうか。
 ◇どの大学も難化
 国公立大学の一般入試では、1次試験としてセンター試験が課せられます。医学部をめざす場合、センター試験は5教科7科目(900点満点)で受験をします。どこでもよいからどこかの医学部へ合格するためには、センター試験で何点くらい得点をすればよいか。
 
得点率で示すと約85%以上(765点)必要で、旧帝大などの難関大の場合には約90%(810点)になります。得点率90%は、の理工系学部(理1、理2)とほぼ同じです。地元出身の成績上位者が地元の医学部を志望する割合が増えたことで、医学部はどの大学も難化しました。(表1)
 ◇偏差値は70以上
 センター試験で得点率85%以上が、国公立大学医学部に合格するための必要条件となります。では、国公立大学の2次試験の学科試験や私立大学の学科試験で、合格するために必要な学力について見てみましょう。今回、使用するのは株式会社ベネッセコーポレーションが実施している「」の7月実施総合学力記述模試のB判定偏差値[合格可能性60%以上80%未満]です。(表2、表3)
 
国公立大学も私立大学も、どこかの医学部へ合格するための偏差値は70以上となります。全般的に私立大学よりも国公立大学の方が、上位偏差値の大学が多いです。
 ◇滑り止めにはならない
 ところで私立大学の偏差値の高さに驚いた人も多いのではないでしょうか。日本で最難関の理工系学部である早稲田大学創造理工(機械)の偏差値は73で、慶応大学理工学部学門1も偏差値は75です。
 
保護者の中には「私立大学医学部は、国公立大学医学部の滑り止め」と考えている人がいるかもしれませんが、現在は多くの受験生にとって、私立大学医学部は滑り止めにはならないと考えてよいかもしれません。
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最終更新:1/28(月) 17:11
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1/28(月) 17:11配信
 ◇2浪以上の割合
 2018年の夏以降、医学部の話題と言えば東京医科大学に始まった一連の不正入試に関することだと思います。多浪生や女子の受験者に対して、何らかの操作をした大学が複数あるようです。そのことはひとまず置いておき、2018年度入試の私立大学医学部の合格者内訳を見てみましょう。(表4)
 
驚かれる人も多いかと思います。現役合格率を見ると、一部の大学を除いてほとんどが30%を下回っていることがわかります。2浪以上の割合が多いことも私立大学の特徴です。理由の一つは、1浪生頃までは国公立大学をめざしていて、残念ながらどこの大学にも合格できず私立大学専願に志望を変える人も多いからです。
 ◇可能だが、狭き門
 国公立大学は、現役での合格率は平均すると約45~50%となり、私立大学よりも高くなりますが、それでも明らかに国公立大学の他学部と比較すると低くなります。また、現役と1浪生を合わせると多くの大学で70%を超えています。つまり国公立大学の多くは、1浪までに合格できなければ、それ以降は浪人生活が長くなるほどに合格率は下がると言えます。
 
ちなみに国公立大学と私立大学の医学部の中で、現役合格率が一番高い大学は東京大学の約75%です。この数値に1浪の合格率を加えると90%を超えます。
 
「現役合格は可能なのか」の問いに対する答えは、「可能ですが、狭き門かもしれません」という以外にないと思います。
 ◇異なる私学の入試傾向
 国公立大学は、全ての科目のしっかりとした基礎学力に加えて、国語などの文系科目を含めた教科・科目が得意でなければ合格できません。私立大学の場合は、入試科目には国語や地歴公民がないため、これらの対策に勉強時間を取られる必要がありません。また、入試問題をみると私立大学は国公立大学よりも明らかに大学ごとに入試傾向が色濃く出ます。
 
早くから志望大学の対策を行うことも可能なために、私立大学受験を中心に考える人も増えています。したがって私立大学専願の場合には[表3]に示した偏差値に到達していなくても、志望校対策をしっかりと行っていれば最終的に合格を勝ち取ることもできます。
 
高校2年生終了時くらいまでに自分の学力分析をして、志望校としてまずは国公立大学なのか私立大学なのかを決めることが現役合格への第一歩だと思います。その上で、できる限り早く第一志望校と受験校を決定して、その大学に向けた受験対策を早期にスタートさせることが重要だと思います。(医系専門予備校メディカルラボ 山本雄三)
 
〔注〕
関連表は「2019年度用全国医学部最新受験情報」(時事通信社2018年10月1日発行)より。予想難易度のランクは2018年7月時点のものです。B判定偏差値は「進研模試 総合学力記述模試(7月実施)」をもとに、ベネッセが設定しています。B判定は合格可能性60%以上80%未満に相当します。
※ 私立大学の「総合B判定偏差値」は一般方式のものです。
国公立大学の「2次傾斜B判定偏差値(2次)」は一般入試のものです。
※ 地域枠等は除きます