藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

森羅万象(1)

*[次の世代に]経験について教える。
コロナ騒動がなければ、多分自分は「微生物には主に細菌、真菌、ウィルス、原虫の四つがある」とかいう知識には触れなかっただろう。
 
それにしても日本の義務教育というのは「知識の習得」に偏りすぎていないだろうか。
よく言われる「想像力を高める」とか「問題点を考える」とかいうお話ではない。
生きていく上での「実務知識」がまるでないと思うのは自分だけだろうか。
そしてだ。
まず、そもそも「学問、学ぶこと」について聞いた試しがない。
なんで学ぶのか、を話してくれないから自分はこんなことになった。
 
そしてさらに、世の中にはどれほど多くの分野と学ぶテーマがあるのか、ということについてもだ。
それこそ浜の真砂のように、森羅万象、なんでもある。
そんな無限の世界から、どんなキラッとした光るものを見つけて拾っていくのか。
そんな風に伝えられると、何か学ぶことって楽しい感じがしないだろうか。
 
親たちは子供に「なぜ学校に行くのか」を必ず話すべきだろう。
(つづく)