藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

古典の技。

*[次の世代に]環境をみること。
江戸時代から伝わる古典落語を聞いていて、問題解決の仕方の基本があることに気づいた。
「自分と環境のこと」を考えるのだ
長屋の住人にお金やら仕事やら何か困ったことが起こると、その長屋の大家さんやご隠居が相談を受けてこう言う。
「それは大変だな。けどこれはいい機会じゃねーか。お前さんが一人前になれるかどうかの分かれ目になるね。」
長屋の親分さん達はいたってポジティブである。
そしてこういった切り口は、自分たちに「環境の見かた」を意識させてくれる。
自分には重荷に、苦しみにしか思えない環境も、見方を変えれば自分を伸ばす絶好の機会になっていることだって十分にあるのだ。
なので、自分の困りごとを第三者に相談してみて、その人から「自分の舞台」がどう見えるかということを聞いてみるのは有効だ。
そこには全然違う景色があるかもしれない。
 
単なる愚痴は止めにして。
他人の目をぜひ借りてみよう。