藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

重心を見る(2)

*[ウェブ進化論]自由というお宝。

事業とか不動産とか。

あるいはパートナーとか家族とか。

そういう柵(しがらみ)←よくこの字を充てましたね、を抱えているのは、楽しいことももちろんあるのだけれど「煩わしいこと」も加速度的に増えてくるものだ。

 

そういうことは多くの人が知っていると思うけれど、自分たちが何かを始める時にはそういう「煩わしさのこと」を第一には考えないことが多い。

新規事業を始める人の頭の中は、「その次のこと」で頭がいっぱいで目先のことばかりに夢中になって「果たしてその後の維持管理の手間はどれほどのものか」といったことには目が向きにくい。

恋愛して、結婚して子供ができて…というのは、必ずしもハッピーエンドが待っているわけではない、というのは誰もが知っていることなのに「当事者」になると気が付かないものなのだ。(嘆)

それはともかく。

 

何事にも「人間関係」というのは避け難く、「何かを始めるとか行動すること」というのはそうした人間関係とも積極的に関わっていくのだ、という覚悟を必要とするということになる。

 

そしてまた、不用意にそうした煩わしさを背負い込まないためには「自由」を優先しておくことも、自分の生き方を考える上では重要ではないかと思う。

 

フーテンの寅さんや浮浪雲が人気なのにはそんな理由があるのではないだろうか。