藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

製造業の呪い

*[ウェブ進化論]無駄を認める空気。

昨日AI議事録を導入してみて「日本の会議は実にくだらない」という話をしたけれど、

こうした日本に誰がした、というと犯人は"日本の製造業"だろう。

GDPはどんどん落ちているとはいえ、まだいろんな分野で日本の製造業の規模はとても大きい。

 

そういう「偉大な先輩たち」がいたおかげで、一方では「膨大なホワイトカラーのピラミッド」を作り出してしまったのだと考えると理解しやすい。

そして日本最大のピラミッドである「官僚機構」もその産物である。

ホワイトカラーが「毒にも薬にもならない会議」ばかりをしていても、それを補って余りある生産力があったのだ。

それが平成から令和まで、まだ未だに"GDPの夢"から醒めていないのが今の日本なのだと思う。

 

ようやくコロナ騒動で「無駄な管理職」とか「通勤時間」などと皆が認識するようになったけれど実に遅い話である。

で「遅きに失した自分たち」だが、そういう「これまでの常識」にどっぷりとは浸からない若者の変身は案外早いのではないだろうか。

終身雇用に魅力を感じず「何らかのFIREを自分たちで模索する」という今の姿は、実に自然である。

 

「自分の仕事にしがみ付く」という人が少数派になれば、ようやく日本にも「新しい芽」が

で始めるのに違いない。

 

この五年くらいで大きく空気は変わるのではないだろうか。