*[ウェブ進化論]その道の人と話してみること。
腕のある料理人と話をしていると、ほぼ一人の例外もなく「自分の意思で一日中働いている」という答えが返ってくる。
しかも自営か雇われているのか、ということはあまり関係なさそうだ。
つまり「何かの道に乗っている人」である。
みんなが自らそれをやりたくてその場にいるのだ。
彼らは一日に15-6時間とか長時間平気で働くが、全くもって自発的だ。
使命感というかむしろ進んでやっている。
反対に言うと「経営者から指示をしてさせる仕事」とは全く違うものだということなのだと感じる。
仕事の本質とかモチベーションというのはここにあるのに違いない。
サラリーマンだとそのあたりは見えにくいが、演劇や音楽など芸術系に携わる人も、そのレベルに関わらず総じて自発的である。
そして技量が上がれば上がるほど皆自分で課題を見出し、さらなる高みを目指して行く人たちだ。
AIの発達もあり、どんどん「人間の手間仕事」はなくなりつつあるけれど、
これからの人間の働き方のお手本は、彼らのような「個人事業主」とか「起業家」が一番のロールモデルになるのではないだろうか。
「やらされ仕事」という言葉は未来の若者には理解ができないワードになっているかもしれない。