藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

司馬遼太郎が語る-第六集


http://www.shinchosha.co.jp/mediashitsu/shiba/index.html
↑cdブック。



梅田さんお薦め、亜細亜大での講演録。
テーマは《私ども人類》。


太平洋戦争で満州出兵、帰国後日本や日本人、を振り返る。


九千年続いた縄文時代、人口八百万を擁した鎌倉時代など、
日本の国力基盤となった「稲作」
それを支えた「鉄生産」そして
それを可能にした日本の「森林」と「農業土木」。


そして、これらを伝えた朝鮮や中国からの人の流れを、時代に即して滔々(とうとう)と語る。


語り口は穏やかで、難解な言葉などないが、到底一度の講演を聞いただけでは受け止めきれない。


しばらくは、週末にCDを聞きながら講演録を作りたい。


ベッドに入り、明かりを消して聴いてみる。
優しい語り口に運ばれて、太古の日本へ旅をしているようだ。