藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

大日本人

*[ウェブ進化論]いつまでも、そのままでいる。

それにしても日本人の特徴として。

急に変われない。

大きな決断をしない。

むしろ、しがみ付く。

 

非常によろしくない性質だが、でもそれが後から見ると幸いしていたりすることも多いのだから苦笑するしかないという気もする。

グスグズしていたら、却って被害が少なくって結果オーライ、というのはよく目にする光景でもある。

日本人という単一民族はいないらしい(三民族のミックスらしい)けれど、それにしても見事なまでの事なかれ主義である。

 

よく「生物の急死は珍しい」つまりほとんどの場合その予兆があると言われるが「いくらはっきりと予兆が見えても」それすら知らんふりをしているのが、我われ日本人なのだ。

政治家や官僚の振る舞いは言うに及ばず、そういう態度を決め込んで、そのまま沈んでいった会社を自分はいくつも目にしてきた。

 

「沈む船上で椅子取りゲームをする」という表現があるけれど、まさにそれだ。

そして驚くべきことにそのまま沈んで逝くのである。

先の敗戦を見ても、日本人というものにはそんな特性がある、とあらかじめ理解しておいた方がいいだろう。

 

“信じられぬ愚策”というのは日本のお家芸なのだと思う。