藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

伸ばす環境

*[ウェブ進化論]できなくすること。

あたり前のことだが、自分たちは日常「大体できる世界」で生きている。

夜寝る場所がないとか、朝出勤できないとかバスに乗れない、ということはない。

仕事をしていても「到底できないものに囲まれている」ということはない。(まあできるものばかりでもないが)

 

物語の名言にはよく「できないことを数えるのではなくできることを見ろ!」というようなセリフがあるが、自分たちは実はもうちょっと「出来ないこと」についても考えるべきではないだろうか? と思った。

日常暮らしている世界は「なんとか出来る自分の世界」だ。

つまり「出来ないことにあまり遭遇しない甘い環境」だとも言える。

つまりまぁ”ぬるま湯”な日常だ。

だから「劇的に辛い状況」ということにはなりにくい。

 

「迷ったら苦しい方に行け」という格言がある。

もう「めちゃくちゃ苦しい方」というのは選びにくい(いやだよ)けれど「ちょっとは苦しい方に行け」と言いたいものだ。

そんな、どんどん「環境を厳しい方に持っていくことが経験値を上げるのだ」ということをぜひとも、若い人に伝えていく必要があるだろう。

 

「ぬるま湯とか既定路線」というものを避けていける人が伸びていくのに違いない。