ジュンク堂クラスの大書店だと気づかないが、中小の本屋を覘くと、新書の隆盛におどろく。
ソフトバンク新書、PHP新書、朝日新聞に幻冬舎新書まで出現している。
ブログで「総表現社会」のインターネットだが、出版業界もより軽く、より広く、「モア表現社会」くらいにはなっている。
これまでは「本になるほどではなかったが、結構面白い」そんな新書が目白押し。
- 作者: 田中辰巳
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/05
- メディア: 新書
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- 作者: 団鬼六
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/11
- メディア: 新書
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- 作者: 竹村健一
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2002/04
- メディア: 新書
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新書を専門に案内する優れもののサイトもある。
ヴァーチャル書棚が面白い。
http://shinshomap.info/search.php
そんな中で一冊。
- 作者: 長嶺超輝
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 新書
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裁判を傍聴すると、たしかに裁判官の一言、というのは面白いことがある。
黒衣をまとい、何を見てもニコリともしない感じの強面(こわもて)が、時にホッと共感するようなことを言うと、なんとも人間味があって親しみが湧く。
この本は、丹念に傍聴を重ね、「説諭」といわれる裁判官の一番人間味を感じやすい部分を綴ったもの。
事件の概要や背景、そして裁判官の心情に焦点をあてた切り口はとても印象深かった。