藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ぞくぞく登場。

ジュンク堂クラスの大書店だと気づかないが、中小の本屋を覘くと、新書の隆盛におどろく。


ソフトバンク新書、PHP新書朝日新聞幻冬舎新書まで出現している。


ブログで「総表現社会」のインターネットだが、出版業界もより軽く、より広く、「モア表現社会」くらいにはなっている。


これまでは「本になるほどではなかったが、結構面白い」そんな新書が目白押し。


企業危機管理 実戦論 (文春新書)

企業危機管理 実戦論 (文春新書)

快楽なくして何が人生 (幻冬舎新書)

快楽なくして何が人生 (幻冬舎新書)

どれも、そんな面白さだ。


新書を専門に案内する優れもののサイトもある。
ヴァーチャル書棚が面白い。
http://shinshomap.info/search.php


そんな中で一冊。

裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書)

裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書)

裁判を傍聴すると、たしかに裁判官の一言、というのは面白いことがある。


黒衣をまとい、何を見てもニコリともしない感じの強面(こわもて)が、時にホッと共感するようなことを言うと、なんとも人間味があって親しみが湧く。


この本は、丹念に傍聴を重ね、「説諭」といわれる裁判官の一番人間味を感じやすい部分を綴ったもの。


事件の概要や背景、そして裁判官の心情に焦点をあてた切り口はとても印象深かった。