藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

世の中が変わるとき


<worldreport566号より>

(前略)
長年悩んできた問題に正解が見つかって、それで世の中が変わるというわけではないということです。
ここが大変重要なことで、世の中が変わるときには、今まで人々が問題だと思ってきたことがいつの間にか問題ではなくなる、或いは問題だと思わなくなることによって人々が動き始めるのです。
(中略)
とにかく世の中、何に対して悩み、何を問題と思うかが、どんな答えを出すかよりもはるかに大切なのです。
悩む場所、問題だと思う場所をまちがえていると永遠に苦悩から抜け出せないことが多く、
反対にちょっと気持ちが変わるだけで実に世の中が明るく見えてきて、
行動が積極的になり、結果的に自分や組織が良くなることが多いのです。


ハッとする。
世の中はともかく。


自分の中のこと。
何を問題とするか。


社会に出てから、自分が獲得してきたもの。
いろんな人との人間関係、人脈。
経験。


年齢を重ね、それらが積み重なり堆積して行けばゆくほど「固定観念」から抜け出せてなくはないか。


特に、大きな挫折でもない限り、自らの足元を疑うことは希だ。


最近ヒタヒタと感じていた閉塞感の正体を見たかもしれない。