藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

卸したて。

知り合いのスタジオのマスターからメール。


「このたび、老朽化していたヤマハG-3にかわり、スタンウェイを導入しました。」


なぬ、と駆けつけ。


納品されて、まだ一週間のスタンウェイ。


弾くと、たしかに「その音」ながらまだ赤ん坊のよう。


そう、アザラシの生まれたての赤子が、よちよち氷の上を歩いているのを彷彿させる。


ハンマーのフェルトがまだ柔らかく、弱々しい高音。


これから弾き込まれて、味が出てくるのが楽しみだ。