最近、50-60代の先輩方と意識してネットの話をするようにしている。
やはり、この辺りは反応が深い。
ついついボーダレス、グローバリゼーション…とかいう言葉に浸かっていた自分がハッとさせられる提言がそこにはある。
50〜60代のパソコン利用者は意外と若者並みにヘビーユーザー!?
パソコン関連会社の松陰(千葉県市川市)が実施したパソコン利用実態調査で、こんなシニア像が浮かび上がった。
調査対象の300人のうち半数近くがパソコン歴10年以上で、1日3時間以上使う人も3割に迫った。(後略)
産経webより
この300人の調査では心もとない。
というか、本題はここからである。
50代のうちの前半と後半。
そして60代。
さらに70代。
ここら辺りが大陸棚から滑り落ちるように取り残されているのだ。
そしてこの「取り残された島」が、今生きている我われのなかの「もっとも濃い知」なのだ。
こういうことはIT企業の連中にまかせるのではなく、文学、社会学、哲学などの世界から、もっと声を上げてほしい。
そして、専用の福祉器具のように「ネットにつながるためのラクラクインターフェース」を増やしてほしい。
ブラウザ、マウスにキーボード、接続設定、検索エンジン、SNS。
ぜんぶを高齢化対応して欲しい。
そのための予算を国は取るべき。
日一日と「濃い知」は姿を消していく。
人に言わず自分でやるしかないか、と思っている。
まずはブラウザか。