つい先日、キンブル2を発表したばかりのアマゾンが飛ばしている。
今度はゲームをネット配信するらしい。
米アマゾン、ゲームソフトをネット配信 1本900円以下で販売
ネット小売り最大手の米アマゾン・ドット・コムはビデオゲームソフトの配信サービスを試験的に始めた。
600種類以上のゲームを1本9.99ドル(約900円)以下の価格で販売する。
アマゾンは自社サイトを通じ、パソコンを使って遊ぶパズルやカード、アクションゲームなど上級者でなくても楽しめるソフトを販売する。
顧客の反応をみながら品ぞろえを増やす方針。
同社は主力のネット通販に加えコンテンツ配信の拡充を進めており、映画や音楽、書籍の配信にも乗り出した。
(日経ウェブより)
いよいよ勝ち組か。
ソフトバンクの孫さんは「インフラ命」と明言し、プラットフォームの覇権を取るのに心血をそそいだが、同じようなことか。
赤字を出して、それでも食いしばって、食いつないで「最後の一わたり」に手が届いた「地主」にだけ、とびきりの独占権がもたらされる。
ネットの世界でも、上下水道や電話線の法則、はまだ有効のようだ。
次世代の覇者
第一世代がテレビ。
第二世代が携帯。
第三世代がインターネット。
今現在では、まだテレビの「マスメディア」の力は圧倒的に高い。
が。
これからはユーザーとの接点は「pcと、携帯と、テレビ」の三つ巴で争われるだう。
大昔はテレビの存在が揺るぐ、などとは夢にも思わず。
また携帯の技術革新と普及は90度の壁を一気に上るように直線的だった。
ネットの普及はその「浸透度合いと情報量」においては前の二社を軽く凌駕する。
これからの時代は、「情報化社会」ではあるが「高消費時代」ではもうない。
「低エネルギー消費」
「地産地消」
「CO2低減」
そんなスローガンで進むこれからの社会に、アマゾンほかの「インフラ・サイド」はどんな提案をしてゆくのだろうか。
これからの「インフラ企業」はその利用者たちにそんな「文化行為の提案」をしてい行くのではないか、と思う。
アマゾンが、ソフトバンクが、あるいはNHKが、ユーザー数を増やしたり、視聴率を上げるのではなく、「流行りの低エネルギーブーム」のような価値観を発信してゆく。
テレビの影響はまだまだ強大だから、そして徐々に「そんな常識」が浸透し始める。
テレビ・携帯・pcのどれもが各々の特徴を持ってしばらくは均衡するように思うが、どの媒体が長じるかはともかく。
これら三媒体がそろってエコロジーを標榜する日は近々訪れるだろう。
またインフラを担う企業はそんな先駆的な役割あらばこそ、と思ってもらいたい。
インフラストラクチャー、の意味するところはその公共性からとても重いのだ。