藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

赤字の果て


GMが前一〜三月期6000億の赤字。
日立は7000億、東芝が3500億の最終赤字。


大手製造業が軒並み「兆単位」の戦後最大の赤字を出す。

企業の設備投資とか、その設備の操業計画とか、すなわち人員の配置とか。

そんなのが「実体」に反映されてくるのは翌年度のことである。
特に大手企業とか、官公庁とか。


今は一旦、在庫調整が済んだ反動で、なんとなく「ヤマは越えた」なんて言う声もあるがそんなものだろうか。
90年代バブルの爆風を受けた被ばく者としては、当時でさえ今ほど「メーカーへの影響」はなかったと記憶する。


それでも、IT業界の仕事は瞬時になくなった。
最大手クラスの上場IT企業でさえ、「人のただ貸し」を始めたからである。
自分たちなどはまだ規模が小さかったからなんとかサバイブしたものの、あの時のことを思い出す。

爆風が吹き荒れるのはこれからだ。と思う。


どこに身を置き、どういった姿勢で立ち向かうのか、覚悟が必要だ。