藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

吉凶の表裏

*[7つの習慣]連なる山と谷。

人間万事塞翁が馬」は個人的には7つの習慣に入れてもいいと思う諺だ。

"最強の思考法"といってもいいのではないだろうか。

そして最近のことだが、現実に「この論理が当てはまる場面」が実にたくさんある、と、今更ながら驚いている60才。

 

そういう思いで若いころの自分には言うてやりたい。

「あまりにも、あまりにも目先のことで一喜一憂するなよ、オレ」と。

下らぬ、実にくだらぬことでくよくよし、そしてぬか喜びをし、そして何より「不安感」に苛まれる。

そんなことを15歳のころから繰り返してきていたと思う。

けれど「万事は塞翁が馬」だった。

 

思い返せば挫折はその後の肥やしに。

失敗は以後の貴重な経験値に。

そして一時の成功は成長を妨げ、小さな慢心につながっていたと思う。

後から振り返ってみればまったくそう思うが、当時にはそういう想像はかけらもなかったのだ。

なんたる愚かしさ。

 

でも悲しいときにはともかく、嬉しい時にも「いやいやこれが禍言になるかもしれぬ」と思うのはどこか人生を楽しめていないような気もするけれど、自分を振り返ってみてこれほど見事な説明はないなぁと思うほど"吉と凶"は関係しあっている。

 

吉で凸(奢)らず、凶で凹まずでいきましょう。