藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

核とかBSEとか。

最近、オバマ大統領の顔が疲れて見えるのは気のせいだろうか。
国債が下がっているので気が気でないのかもしれない。

北は核保有国ではない


米は北朝鮮を「核保有国とは認めない」と。
保有を容認かと思いきや、それ以前に譲歩を許さず、核軍縮交渉をするのではなく、「非核化」を求めるのだという。
外交とは難しいものだ。


それにしても、六ヶ国協議を通じての発言は、さはさりながらアメリカは「直接のかかわり」をしないという態度に思えるのは穿った見方だろうか。
アメリカは発言すれども、極東の地政には興味が薄れているのではないか。

またも、緩む基準


気味の悪い(というか根本原因が分からない)BSEの規制が緩和されるという。

 牛海綿状脳症(BSE)の監視基準などを策定する国際獣疫事務局(OIE)は29日、パリで開会中の総会で、BSEに関連し輸出入できる牛肉の条件から「30カ月未満の骨なし牛肉」という月齢条件を撤廃、「全月齢の骨なし牛肉」とする内容を盛り込んだ決議を採択した。


今の新型インフルエンザといい、いたちごっこながらますます複雑化するウィルスレベルの細菌との闘い。
常に「その時代の科学力では抗しきれない病」を人類は抱える宿命があるのだろう。


それにしても、国同士の都合で、政治的に(経済的にか)食物の流通基準を緩めてしまうのは、とても気持ちが悪い。
やはり肉食、ということに問題が潜むのだろうか、とも考える。


菜食に変えようかしらん。


<6ヶ国協議記事>

「北を核保有国とは認めず」 6カ国協議米首席代表


北朝鮮の核実験をめぐり、6カ国協議米首席代表のソン・キム協議担当特使が、訪米した山崎拓自民党元副総裁らとの会談で「米国は北朝鮮を核保有国とは認めない」と言明していたことが29日、複数の日米外交筋の話で分かった。


 米国はこれまでも北朝鮮を核保有国とは認めていないが、国際社会の再三の自制要求を無視する形で核実験を強行した北朝鮮に対し、あらためて譲歩しない姿勢を示した格好。
一定の核能力を示した北朝鮮を核保有国と位置付けて核軍縮交渉をするのではなく、あくまでも非核化交渉を進めるオバマ政権の方針の表れといえる。


 北朝鮮への対応をめぐっては、スタインバーグ国務副長官やフロノイ国防次官(政策担当)らでつくる米政府代表団が31日から日本を皮切りに、韓国、中国、ロシアの6カ国協議関係国を歴訪する予定。(共同)


BSE監視基準緩和>

BSE監視基準を緩和、OIE総会が決議 市場開放迫られる可能性


 牛海綿状脳症(BSE)の監視基準などを策定する国際獣疫事務局(OIE)は29日、パリで開会中の総会で、BSEに関連し輸出入できる牛肉の条件から「30カ月未満の骨なし牛肉」という月齢条件を撤廃、「全月齢の骨なし牛肉」とする内容を盛り込んだ決議を採択した。


日本はこれまで月齢20カ月以下の米国産牛肉に限って輸入を許可し、条件撤廃には反対していた。
今回の決議採択により、月齢で輸出入を制限する根拠が薄れる。
日本に市場開放を求める米国がさらに圧力を強めるのは必至だ。


 国内のBSE検査について、厚生労働省は現在の月齢21カ月以上から検査基準を緩和することを「検討課題」としており、基準緩和に向けた動きが出てくる可能性がある。


 OIE科学委員会のバラ事務局長は27日の記者会見で「科学委員会はBSEの(国別)ステータス評価にかかわらず、厳格な衛生条件を満たして処理された牛肉に危険はないと判断している」と述べていた。(共同)