藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

メディア交代の日。


ウェブ時代のリアル本屋、というのはそれこそ丸善、くらいの箱で相当知恵を絞っていろいろと考えねばならないだろうが。


本の方は、「折りたためる、段ボールくらいの薄さ」の次世代媒体が出現するまでもなく、何か変わり始めている様子だ。
何かというとkindle
何とアマゾンの収益好調に、最も貢献した商品の内の一つだという。


キンドルの担当ダイレクター は言う。

日本語を含め、多言語を表示できるキンドルを現在、技術開発中だ。
発売時期などは公表できないが、カラー化の検討など、新しい付加価値をつけた製品を導入すべく、開発中だ。

うひょ。
今読めるコンテンツは、英語書籍28万冊と英字新聞に限られている。がさてどんなものか。

バックライトを使わないこと


先日、会社の吉田君とi-Phoneでの読書、の話になって
「紙の本とどこが違う?」と尋ねたら、
「はっきりしないが、紙をめくる音、ですかね」とのことだったが。


その犯人は「バックライト」ではないか。
よく屋外で読書して、太陽光が紙面から反射して眩しいことがある。
少しのバックライトでも眼には負担がかかるのだろう。


kindleはバックライトを採用せず「電子インク」を使うという。
電子インクとは、プラスチック回路などを使って印字の粒子をコントロールする新しい技術のようだ。
これと「印刷なみの美しいフォント」がついに「紙とそれ以外」の境界を取り払うのか。
とワクワク。


まあ、居酒屋のカウンターで徐(おもむろ)に「小さめの弁当箱」のようなものを取り出し、新聞とか、小説を読み漁る、というのも悪くない。
少々無骨だが。