藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

メディアの交代-その二



ウェブ時代のリアル書店、と
本が紙ではなくなるかも、と話題がヨレた。


けどさらに横すべり。

今発売中の250ドルほどのkindleで、約1500冊分のデータが格納できるという。
外部メモリーとのインターフェイスもそのうち付くだろうから、理論的には、もう何万冊でもチップに入ってしまう時代に突入していることになる。


さて。
今の自分の蔵書は。
引っ越しや何やで、ずい分処分してしまったがせいぜい3千冊程度。
外部メモリーで楽勝ではないか。


それどころかこれからは収納場所を気にしなくて良くないか。

自分の図書館、バーチャルに、だがとても充実するに違いない。


写真集や画集でも、論文でも雑誌でも漫画でも。
何でも「場所いらず」になるのだ。(相変わらずお金はかかるけど)

ウェブ時代のローカルな楽しみ


ネット時代というのは「世界中の膨大な情報にアクセス」を可能にしたが、その先には更に
膨大な(良質の)情報を手元「ローカル」に溜めこんでおける、ということもあるようだ。

自分の思う「何かの方向」で「蓄えた知識」を一気に閲覧したり、編集したりできる。


まあ自分の本棚が限りなく広がって、しかも分野別に整理され「索引」がついているような状態だろうか。
例えば「音楽」について、吉田秀和全集から、レコード芸術から、興味のある楽譜やら、模範演奏の音源やら映像やら、のだめカンタービレやら、もう何でも集めておいて、いつでも気になったテーマで紐解ける、なんてワクワク。


そしてそして、その「溜めこむ場所」はまたネットの向こうの保管庫で…と考え始めると、何やらこんがらがって来たが。


しかし。
それにしても、そんなになったらやっぱり「同時にいろいろ見たい」、ということでkindleは五台くらいは必要だ、ということになるのだろうか。
まあベントウ箱五つ、が巨大な書棚の変わりなら、それはまったく悪くないが。