藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

糖分飢餓。


多くの人との食事では、自分の我が儘はあまり言えない。
特に糖分とか炭水化物を控えている中で、グラニュー糖たっぷり!のすき焼きが振る舞われた今回はびっくりした。


おそらく一年分くらいの糖分を取るのか、とおもうくらい、なつかしき白い雪のような白い粉が、これでもか!というくらい鍋に投じられる。
醤油と肉とタマネギの混じったそれの香りは良いのだが、まあそれにしても恐ろしい甘辛の匂い。


ええいままよ、とこれまた50%以上もサシの入っているであろう和牛とともに、かぶりつく。
で、どうせ食べるならとお代わりも。


デザートにはメロンとか。
肉と脂と糖分と酒。


体調の変化


そして翌日。
普段は朝昼を摂らないことが多いのだが、どうも空腹感が強い。
味噌汁とか、チーズとかを少ししたため。


そして夕食。
こちらはいつものメニュー。
刺身三人前、真牡蠣七つ、明太子にお椀。
飲み物はモルツ一本、焼酎三杯、ハイボール二杯。


そして就寝。
だが。


どうにも空腹感が強まる。
いつもと違う強い衝動に、ふと疑問。


あきらかに、何かおかしい。
あれだけ食べておいて、これほど空腹になるのはなぜか、と深夜に考え込む。


そう。
一昨日の食事である。
一度身体の中に入った糖分が、血糖値を上げ、身体が糖分を欲しているに違いない。


糖分飢餓。
ははあ。


今ラーメンとか食べたら、快感だろうな−。などとにやにやしつつ。

ここは水をコップ二杯呑んで寝ることに決定。

こうなったら挑戦である。
ダテに年は取っていない。


翌朝、空腹感はウソのように消えていた。
思えば麻薬ほどではないが、昨夜は禁断症状と闘っていたのだ、と思い返した次第。


そう考えると、普段の食事で「カロリーと満腹感」のバランスがとれず、つい食べ過ぎてしまう現代人の傾向は、食べる習慣にあるのではないか。


また今度甘い物を食べて、自分の身体で実験してみようとも考えている。
あんまり愉快ではないけれど。