藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

身体と心の柔軟性


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まず生来、身体が固い。
それに運動らしい運動をせず。
まあよく歩く程度である。
のでだんだん固くなる。
二十代、三十代、四十代、と経年するごとに、どんどん固くなる。


気づいてみれば、立位の前屈みで地面に手がつかない状態になる。
そもそも「体の柔軟性と故障」の関係に気付いたのは四十過ぎてからである。
そんなのは一部のアスリートにだけ関係することだと思っていた。


ところがある日、ピアノを弾いていて右手の3,4,5の指の異変に気づく。
そうすると、同時に左腰に違和感を感じることにも気づく。
そうすると二の腕の肘側と手首側の一定の箇所、も気持ち悪いことに気づく。
それからどんどん違和感が強くなり、湿布しても、マッサージしても治らない。

硬直と戦う


犯人は「硬化」だった。
身体の関節とか筋、が老化し始めたのだろう。
そして「手先」だけを猛然と動かそうとしたので、他のジョイント部が悲鳴をあげたのだ。ということに気づく。


確か三年前のこと。
そして毎日、少しづつストレッチを始める。
最初は上体が曲がらず、膝は伸びず、始めるとすぐ汗が出る。
そして、当初はおそらく筋の毛細血管が切れて損傷していたのだろう、太ももの裏側などケガで擦りむいたかのごとく痛い状態が一か月ほど続いた。
そうしてそれから、手を動かす前には入念に柔軟体操が必要になったのである。


そして今年。
座る時間が増えたせいか、段々腰痛が強くなってきた。
足裏のストレッチだけでは十分ではなくなってきた感じである。
そこで思い出したのが股関節、のこと。


股関節の拡張


おそらく中学以降、一度も広げようと努力していないマイ股関節。
その固いことカタいこと。
また最初のストレッチ開始時よろしく、全然広がらぬ。
その角度はほぼ九十度。(嘆)


そこでネットで妙なグッズ「ストレッチクッション」を発見。
これだ!と購入する。
それから二か月。


これも以前同様で、最初は連日、クッションに座り脚を広げるだけで腿の内側が足の先まで「イデデデデデ」てな感じで、まあ辛いことツラいこと。
それもガマンすること数週間。
もう股関節を外す以外はムリ、とも思えていたが、昨日辺りからグイーッと筋が伸びるようなイメージ、を体感するようになった。
開く角度も一直線、とはいかないが120度以上にはなっているようである。


そして腰痛は消えつつあるのにも気づく。
指の調子も完調、とは言えないが悪化はせぬことにも気づく。
胃腸の調子もよく、精気も出るような気がする。

臍下丹田、と言うが股関節と近いのは何か関係あるのかもしれない。

この辺りは東洋医学の謎だな、などと思いつつ。


身体の柔らかさと老化との関係


そういえば。
よくお年寄りで、もう体が棒のようになってカクカクしている人を見かける。
反対に股割りよろしく、足腰、上体がぐいぐい屈伸できる老人を見ることは少ない。


自分の足が180度に開き、ついに「上体が床に着く」日が来るかどうかは分からないが、ストレッチは老化の防止に有効のようである。


またしばらくして経過をメモしよう。