本を読む場合でも、人間に会う場合でも、自分の人生のカギをにぎっているのは、たった一人の人間である。
その人をどうやって選ぶかということが、常に問題であろう。
再び繰り返すが、それは、本能的といってよいほどの、「あこがれ」であると、わたしは断言してはばからない。糸川英夫 ・工学博士
自分の人生のカギを握るひと、というのはまだ分からないが、例えばこういう一言か胸にグサッときて、何か気づきを得ることもあるのだと思う。
日々過ごし、年を重ねるうちに、その時々の心境に合った、自分の心に響く言葉と出会いたいものである。
それは「人との出会い」と同じくらい自分の人生に大事なものになるかもしれないから。
以下、尊敬するお気に入りの人たちの残した寸鉄。
どれか心にグッとくるものがあるだろうか。
自分の人生は他人のものではない。
だから、自分でどういう人生を生きたいのか、
自分で決めるべきなのだ。
そのペースだって自分で決めればいい。大前研一 ・UCLA教授・経営評論家
やれなかったのか、やらなかったのか、どっちだ。
稲盛和夫
あきらめないこと。
どんな事態に直面してもあきらめないこと。
結局、私のしたことは、それだけのことだったのかもしれない。
植村直己
登山家・冒険家
( 「北極点グリーンランド単独行」より )
もし、今の時点で迷ったり悩んだりしているのなら、何が欲しいのかではなく、何を捨てられるのかを考えてみるといいと思います。
糸井重里・コピーライター・エッセイスト
自分が弱虫であり、その弱さは芯の芯まで
自分につきまとっているのだ、という事実を認めることから、
他人を見、社会を見、文学を読み、人生を考えることができる。遠藤周作 ・小説家
人生に夢があるのではなく、夢が人生を作るのです。
宇津木妙子 ・女子ソフトボール日本代表チーム監督
可能性とはつまり「未来の能力」のこと。
現在の能力で、できる、できないを判断してしまっては、
新しいことや困難なことは いつまでたってもやり遂げられません。日本の明治維新でも、またどんな革命でもそうですが、情熱だけが新しい時代を開く事が出来るのです。
井上ひさし ・作家・劇作家
人生には解決なんてない。ただ、進んでいくエネルギーがあるばかりだ。そういうエネルギーを作り出さねばならない。解決はその後である。
私は、人生の岐路に立った時、
いつも困難なほうの道を選んできた。岡本太郎・芸術家