藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

予約の知恵。


いつの頃からだろうか。
おそらくここ数年のことである。


仕事先を訪問するにあたってはもちろん、食事をするお店にも、飲みに行く仲間にも、「どんどん」予約を入れるようになってきて。
さし飲みも、デートをするのも、仲間飲みも家族との食事も。
あるいは自分ひとりの「飲み」でも。
今は必ず「事前に確認して」から行動を起こすということが習い性になってしまった。


何だかオジンくさいな、と思ったのだけれど。
しかし、あらゆるものに「予約」を入れるのは、うまく物事を運ぶ知恵でもある。
年を取るにつれ、「そんなこと」を学んでいるようにも思う。
だから今や自分が「髪を切りに行く」のも、「秋冬物のコートを見に行く」のも、どちらかと言えば「事前に通告してから」行動を起こすことが多い。

で「事前予約」というのは相当いろんな場面で活躍する方法論なのだ、ということに今気付いた。

to doもアポに。


日常独りで暮らしていると、「時計の電池が切れているよ」とか「もうミネラルウォーターがないぞ」とか「そろそろ掃除機をかけたら?」などと人に任せてはいられない。
さらに、今日日曜は夕飯をどうするか、ということも午前中にはおおよそのプランを考えておく必要がある。
すると、「午前中にはフロと掃除とブログとピアノ」とか「午後には二冊読書と、夕方早めには豚肉の買い出し(ちょっと最近凝っている)、残った時間で靴磨き」なんて予定しておかないと、なかなか寝る間際に「ああ、クリーニング出し、忘れた」とか「洗濯物、溜まったままやった」というようなことがポロポロ起きるのである。
(昔は独り暮らししていてもそんなことなかったように思うのだが)


仕事は「周囲の人とのかかわり」で進めていくことが多いので当然だが、「一人作業」もいちいち「明日のアポ」にしておくほうがいいのだ、とさらに今気づいた。


自分の中の小さなイベントで「今週突撃する新しいお店」などについては、事前に心構えを作っておかないと失敗の連続だったり。

今週も来週も、どんどん自分にアポを入れよう。