藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

日本の水。


都市部、例えば自分のいた関西地区は琵琶湖から水を引いているとのことで、昔はそのカルキ臭の強さから頗(すこぶ)る評判が悪かったものだが、それも今は昔。
水道水が飲めるのみならず、日本の各都市はさらに「美味しい水」を目指すようである。
この辺りのパラノイアチックとも思える「あくなき取り組み」は、日本のお家芸、といった面持ちがする。(結構このあたりは"良い日本人"の部分だろう)

世界一。


自分の旅行した海外では、水道水が飲める国は皆無だったし、中国などでは販売しているミネラルウォータですら危ない、と現地の人に注意される始末。東南アジアの某国ではプールの水やシャワーの際に「唇についた水」が原因で腹を壊す、というちょっとした「毒水状態」の国すらあった。
(ゆえに、翌日のシャワーは"キッ"と口を固く結んで臨んだら、口からの呼吸が無くなった分、鼻呼吸オンリーになり、鼻から水が浸入して、前日同様に腹を下した、とという蛇足もあった)


先日九州に出張した折には、水割りの水をホテルに頼んだら「ここは水道水も美味しいですよ」と言われ、本当にそうだったので驚いた。
水質だけは世界一か。


・世界一美味しい水
・世界一美味しい料理(が揃う)
・世界一安全な国


あたりが日本が無理なく目指せる「国のカラー」ではないだろうか。