藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

会話と年齢。

先日、ずい分と久しぶりに会う友人と喫茶店で話しこんでいた。
彼とは学生時代からよくお茶を飲む間柄。
ふと妙なことに気づく…

思えば、18のころ。
友人同士でヘアスタイルがどうの、女の子はどうの、などという話はよく喫茶店で出たがむろん「健康の話題」などほぼゼロだった。
それから10年、20年、30年近く。
「たった三十年」だが、事態は一変している。
もう体の調子がどうの、血糖値やコレステロールがどうの、体重が大変なことに、老眼や白髪がどうの…
さらに年金がどうの、政治がどうの、保険がどうの、
定年がどうの、リタイヤ後がどうの…
気が付けば話題は悉く「老年予備軍」みたいなものばかりである。
覇気のないことこの上なし。(嘆)

特徴は、健康に関する話題が会話の中に出始めるや否や、「そう!」とばかりに膝を打ち、前のめりに熱く語る、その症状である。

男性も女性も、日常会話の中に「体型のこととか、健康のこととか、病気のこと」が占める割合が高まってくれば、それは"老化のバロメーター"といえる。
と思って注意してみたら、隣の二十代と思しき女性三人組は「体型とか美容とか健康の話題」に終始している。
女性は若いころから関心が高いのか。

それにしても、
徹夜をしたら、どれほど疲れたか、とか
酒を飲んだら翌日がつらい、とか
昔の洋服が合わなくなった、とか。
元気の出るサプリはこれとこれとこれ。(複数アリ)

年を取るのは悪くないが、自分の会話の中身を見てみれば、どれ程自分が老いているかも如実に表れるようである。
もうあまり健康ネタのは止めようと思っている。