藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

比較という幻

*[ウェブ進化論]幸せなやつと、幸せと思えるやつかどうか。

日本での「相対的貧困率は7人に1人」だというが、それは絶対的貧困(一日の食糧が得られない)ではなく「可処分所得が平均値より低い人」のことだという。

(片親世帯は半数近くが貧困で、特に子供の割合が多いという)

東南アジアの国々の様子を見ていると、一日数百円程度で暮らしている国もまだまだあるし、それでいて彼らは自分たちのことを「貧困生活者である」とは表現しない。

 

日本は本当に貧困なのか? ということは正確な数値をもとに議論しないと、"大衆煽動のための道具"のようにばかり使われてしまうだろう。

可処分所得が平均より少ないからといって、また富の一極集中などが話題になっているが生活の実態はそれほどひどくないのではないかと思う。

 

60代以上の人たちには特に顕著な傾向なのだけれど、それこそ「相対的な平均値」と比べて「あれが足りない、これが出来ない」という人が非常に多い

社会保障の提供レベルをどこまでに抑えるか」については、ライフラインとして非常に大きな問題だが「幸せと思えるか思えないか」というマインドセットで大きく意識は変わると思う。

 

平均と比べるのではなく、大体の人が標準偏差の中にいる。