藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

AIに頼る(2)

*[ウェブ進化論]いま足りていないこと。

インバウンドもずい分と増えてきているが、それでも「衣食住」で本当に日本の良さを感じてもらう、というのはそれほど浸透していないらしい。

日本のよさは「安くても美味しい食事」とか「地方にある歴史的な物語」とかにあると思うけれど、それを体験して帰る旅行者はそれほど多くないようだ。

ちょうど自分たちが海外に出かけて「大体のパッケージ観光と食事ツアー」でほどほどに満足して帰るのと同じだろう。

本当は「地元の人の行きつけの居酒屋」とか「物語のある地域の縁どころ」などが案内できるといいと思うが、まだまだその域には達していないらしい。

 

自分たちがベルサイユ宮殿を見て「すごいベッドルームですねえ」というようなものだろう。

海外へ行く際のガイドブックなども出ているけれど、まだまだ全然「観光のノウハウ」という意味では進化の余地があると思う。

 

そしてその仕事はAIがきめ細かくやってくれればいいのではないだろうか。

日本や、また世界の各地方の歴史や風俗について、膨大な資料の中から「観光客の興味に応じて必要なデータをアレンジして提供する」ということができると、世界中の観光もずい分と奥が深いものになるのではないだろうか。

 

日本なら京都の隅々のストーリーを編纂すれば十分一月くらいは満足できる観光コースになるだろう。

 

自分たち日本人もそうなれば全国を改めて巡ってみたいのではないだろうか。