藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

最後のクラウド。

i-CloudとかGoogle+とか。
これまで全部無料で使ってきたクラウドサービスが、ここのところ「容量がいっぱいになりました」と告げてくるようになった。
何かの陰謀か、と思ったが「タダ乗り」していた自分がむしろいけない。
どのサービスも「友達紹介」とかでもう何十ギガ、くらいは無料提供してくれるとのことだが、それも時間の問題で溢れてしまうに違いない。

まず手始めに100ギガ年間一万円、くらいのサービスから支払うことにする。
支払は手軽、クレジットナンバーを入れればものの5秒くらいで終了。

もうすでにデジカメはなく。
携帯で撮った写真や住所録もすべてクラウドにある。
いまさら写真やデータを整理して「スペースを空ける」ということは考えられない。
むしろこれまでよりもさらに「何でもかんでもクラウドに」ということに拍車がかかりそうである。
自室のハードディスクに持っている音楽の音源とか、動画とか。
もう「自分の持っている全てのデジタルデータはクラウドに」ということになりそう。
さらに、自分の持っているアナログ情報も「デジタル化できるものは全てデジタルに」ということにもなりそうである。

最後のクラウド

そうしたところで最大の問題は"本"である。
何千冊かある本は部屋のシェアのトップを占めるお荷物である。
しかも年に一度も手に取らない本も多い。
全体の七割くらいはそんな感じである。
それなら。

本は処分し、せめて電子書籍で購入した置けば本棚は撤廃できることになる。
これを考えている人は多いようだけれど、未だ踏み切る人は少ないようである。

本棚のデジタル化がいつリアルな作業になるのか。

そう遠くないような気がするのである。