藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

外連(けれん)に惑わず。

いろいろ相談されることもあるけれど、職業選択の相談がもっとも気を使う。
どのような道に進もうとも、結局は当人次第、と思う一方、実際に進む方向とか環境が当人の成長に大きく関わることも実際にはあるだろう。

本人の適性とか、生育環境の厳しさとか、一体どの選択がよいのか?というようなことを考えるのは実は僭越な話で、こちらが数回面接しただけで読み切れるような代物でもない。
ただ学生は社会人ではない。
自分もそうだったが「誤った職業の印象」だけでひたすらマスコミを志望したり、大企業を目指したり、という動機はなかなかなくならないものである。

実業と虚業、という言葉を聞いたことがあるだろうか。
何が実業で、サービス業はどっちに入る?とか
虚業とは物を作らないもののことか?とか定義は一意ではないが、長年社会人をしていると
割合はっきりと峻別できてくるものなのだ。

コンサルティング虚業」という人がいるが、必ずしもそうではない。
「アナリスト」「○○アドバイザー」「△△コンサルタント」という職業には濃淡がある。
で何が言いたいか。
その職業の概観を知った時に「あれ?何の役に立っているのかな?何か見えない価値でも生んでいるのだろうか。」と思ったら要注意。
「よくわからないもの」はどこまで行っても「よくわからないもの」になっていることが多い。
アナリストと称する人たちの中には、有名紙上で日々延々と経済動向をコメントしているが、果たして何を生み出しているだろうか。

特に、金融周りの仕事は、ことが「お金」だけに、それに纏わる様々な仕事が「重要なものであり、やりがいもある」と錯覚しやすいものだと思う。
為替や金融緩和や色んな指数を分析して過ごす数十年、は自分にとって幸せかどうか。
職業のリアルな"本質"を意識して、選球眼を養ってもらいたいものである。

お金が貯まらない悪習慣 チラシ見比べ、セットメニューを頼む
NEWS ポストセブン 9月5日(金)16時6分配信

「餅は餅屋」「馬は馬方」──では、お金のことは誰に聞くのがいちばんか? 答えは銀行員。実は銀行で働くほとんどの人がかなりのお金を貯めているのだという。そこで、元銀行員にお金が貯まる買い物の秘訣を聞いた。

 今回、お話を聞いたのは2人。1人は、メガバンクで本店融資を担当していた長岐隆弘さん。現在は独立し、マネー戦略プロデューサーとして、活動中。『銀行員だけが知っている なぜかお金に好かれる人の小さな習慣』(PHP文庫)が話題になっている。

 もう1人は、三井住友銀行に25年勤め、東京・神奈川では支店長も経験している菅井敏之さん。2008年に銀行を退職して起業。今年3月には『お金が貯まるのは、どっち!?』を上梓した。

 お2人の銀行員としての経験から導き出された買い物の秘訣は以下の通りだ。

【無駄のない買い物にする3つの新習慣】

●金額を時給に換算
 物の値段を見た時に銀行員がまず考えるのが、その商品が「時給にすると何時間分か」ということ。そう考えれば、簡単には無駄遣いはできない。

●ボーナスで家族旅行
 贅沢しているようで、家族で行けばバラバラで行くより安上がり。普段から家族の絆を大切にしている人からはお金も簡単には逃げていかない。

●時計や服はブランド品
 銀行員は意外とブランド品の時計や洋服を身につけている人が多い。金額を見て考えるのではなく、自分に本当に必要かを考えて買い物をしている証拠なのだ。

 さらに、こんなことをしていたらお金が貯まらない、という悪習慣も紹介しよう。

【思わずやってしまう3つの悪習慣】

●セットメニューを頼む
「プラス100円で飲み物が付きます、大変お得ですよ」と言われ、単品なら300円のコーヒーを注文。…でも、そのコーヒー、本当に飲みたかった? セットの誘惑に負けて余計なものを買っているようでは貯金の道は険しい。

●安売りチラシを見比べる
 スーパーのチラシを穴が開くほど見比べて買い物に励むのもいいが、労力の割に大きな節約につながらず、あげく、購買意欲がそそられて…。

●お昼をコンビニ弁当で済ます
 夫や子供がいないお昼は、つい面倒くさくなってコンビニ弁当に。でも、コンビニは誘惑がいっぱい。気づけばレジ袋に飲み物やお菓子が入っていることも。

※女性セブン2014年9月18日号