藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

日常をシェアする時代。

車を相乗りするとか、空き部屋を融通し合うとか、はたまたお金を持っている人が借りたい人に貸すとか。
シェアをし合うという行為は新しいものではないけれど、一定のインフラが整わないとそれほど広がるものではない。自分の手の届く範囲でしかないのが当たり前だった。

今のように、普段ネットを必要としない人にも、遍(あまね)く端末が行き渡った時が、一気に広がる臨界点なのだ。
この期を見て世界展開を仕掛けたUberAirbnbのリーダー達は天才的なビジネスセンスだと思う。

一定の安心や信用があれば、日常生活はシェアできるものの宝庫である。
モノの物流が何といってもやり易いが、そうでなくても「テーマさえ決まればシェアするよ」というものは無限にあるだろう。
「買い物ついでに」とか
「洗濯ものある?」とか「洗い物しとこうか?」とか
「人気のあのお店混んでる?」とか
「先に行って並んでましょうか?」とか
「ボタン付けお願いできませんかね?」とか
「服の貸し借りしませんか?」とか
「これから映画見て食事しない?」とか(これは時間のシェアかな)
いろんな「シェアしませんか?」から、ユーザーに支持されるものが沢山出てくるだろう。

何より省エネ、省コストの効率化が根底のコンセプトになっているから、シェアする側もされる側もモチベーションが「お金を出すかどうか」というところにないことが最大の強みである。

来年はどんなシェアリングサービスが伸びてくるだろうか。
遅ればせながら自分も考えてみたいと思います。

本年も読んでいただいて有難うございます。
良いお年をお迎えください。