藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

今年の変化。


今年はというか、ここ数年の特徴で大企業による不祥事とか、政治の動きとか内戦とかテロとか、何かと騒がしい一年だったと思う。
といっても大規模災害とか重大な戦争とかは世界中ではかなり毎年起きているわけで、自分の記憶の鮮度がどんどん古くなってことさら今年のことを騒がしく感じているのかもしれない。

日常生活を日々重ねながら、世の中の動きを何かしら感じるというのはとても難しいことだけれど、今年の最大の変化は『シェアリング』だったのではないかと思う。

数年前に「フリー」という言葉が流行った。
無料で相当なサービスを提供してから、初めて有料の商品を出してゆく。
いまだにこのモデルで事業をしている会社もとても多い。
というか今でもネットビジネスの中心だ。

難しいのは「フリー」のレベルがどんどん上がってきて、相当なサービスでも消費者が「有料でもいいよ」と首を縦には振らないことだ。
これに耐えきれなくなって事業を諦めた例は挙げればきりがない。
「有料と無料の壁を超えられるかどうか」はIT企業だけではなく、ITを使う法律事務所とか通販サイトとかでも大きな課題になっている。

モノを配る行為と違って「サービス提供」というのは目に見えない分、非常に高いハードルを超えねば支持されないものなのだ。