藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

行きたい方角を探す

*[仕事選び]自分の声を聴く。

こんな時期にも就活をしている学生さんがいる。

先日「起業したいのですがリクルート志望でいいでしょうか」と相談を受けた。

むむむ。

彼女はどうやら起業そのものが目的になっているらしい。

果たしてどうか。

二つ思いついた。

 

一ついいことは、全方位的にスキルがつくことだ。

起業して経営者になると否応なく経営メニューの"一揃い"と向き合うことになる。

大企業に入るとリタイアするまで知らないようなテーマも避けては通れない。

営業から人事、財務、最初は総務もやらねばならないだろう。

(最近は資本政策からM&A戦略まで、全てお勉強してから起業するスマートな若者もいますがあまり成功したとは聞かない)

けれど大変で何より「手を」取られる。

そういうのがやりたいか。

 

二つ目は「本当にやりたいことを探す」だ。

社会人になってそれなりに充実して忙しくしていれば五十代になるのは本当に「あっという間」だ。

五十代の先輩にぜひ聞いてみて欲しい。

「今の仕事がやりたかったことですか」と。

人気のマスコミ業界にいた友人が言う。

「オレ何にもせえへんかったわ」と。

 

今みたいな時期だから、割と深く自分の中に入って心の声を世の中を照らし合わせてはどうだろうか。

で、アドバイスとしては「リクルートに入ってやりたいことを探しましょう」になりそうだ。