藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

土の上を歩く

 

*[健康]マサイ族の歩き心地。

コンサルタント鈴木貴博さんが履いていると聞いて、早速注文。

MBTというのは「マサイ・ベアフットテクノロジー」の略で、アフリカのマサイ族の歩行をモチーフにしているとのこと。

靴底が弓状の曲線になっているので実に不安定。

履いた途端にグラグラする。

が、同時に骨盤が立っていて背筋が伸びているのにも気づく。

街中を歩いていても実に心許ない。

エスカレーターでは静止しているのも大変で、常に前後に揺れている感じが「バランスボール」そっくりである。

 

そして履き始めて五日ほど経った時に「!」と閃いた。

「かなり柔らかい土道を素足で歩く感覚」そっくりなのである。

十数年前ミャンマーに行った時に(ぬかるみが酷くて靴が使えず)裸足で道を歩いたのだが、硬い土ならともかく柔らかい土の道が実に歩きにくかったのだ。

そして現地の人たちがスタスタとバランスよく歩いていくのに、外国勢はみんな下半身がキツくてひいひい言っていた。

さらに履き始めて数日すると、腰回りや太腿の内側が筋肉痛になっているのに気がついた。

そうか。これが体幹の筋肉か、と感心している。

メーカーの案内には「歩きながらスポーツジムにいる体験を」と紹介されている。

アスファルトの上の歩行に慣れた現代人には格好の健康アイテムではないだろうか。

都会でマサイ族の気分になります。