*[ウェブ進化論]介護シェアでバイトとか減税とか。
ここ数日「介護のシェア」のようなことを書いたけれど、よくよく考えれば日中に高齢者の世話をするデイサービスだけでなく、「介護の軽重にかかわらず」地域でのシェアは進むのではないだろうか。
昭和の時代は「家族介護」がリソースの主流だったという。
核家族とかお一人様の時代とともにリソースは尽き始め、介護保険が始まったが"それ"でこれからの超高齢化時代を持ち堪えるのは難しい。
財政が保たないのをどうするか。
自分は税金や介護保険を高くして「今の仕組み」をなんとか維持するよりも、もっと地域のリソースがうまく消化されるようなシステムが開発出来るのではないかと思っている。
ボランティアや公的機関に頼るのではなく「介護ジョブ」そのものを地域の仕事にしてしまうのだ。
・〇〇さんの夕食作り
・△△さんの通院付き添い
・××さんのお風呂介助
などなど…
その地域にある「いろんな福祉タスク」を仕事の対象にするのである。
仕事帰りに アルバイト感覚で引き受けてもいいし、「自分の都合のつくときにだけ」無理なく参加するのでもいい。
お金は(中間マージンなしの)直接のやり取りでもいいし、こなした分は減税の対象にしてもいいだろう。
そしてもしリソースが足りなくて「介護不足」が起きそうになったら「援助出来る人いませんか?」と地域の人たちに呼びかける。
それでも高齢者が増えてくれば、重度の介護などには無理が出てくるだろう。
そうなったときに行政がフォローすればいい。
介護保険制度は「まず行政ありき」でスタートしてしまったから無理もないが、順番が違ったのだ。
今国は「地域」に介護の主体を移そうとしているが、第一に重要なのは「地域のリソース」から使うことを考えていくべきである。
民間が作った、それこそairb&bのようなプラットフォームこそが必要なのではないだろうか。
近所の散歩や、仕事の帰り道に「1,2軒の家に声をかけていく」ようなことが普通の社会が来るのではないだろうか。