*[次の世代に]モチベーションのある場所。
最近の若い人が、昔のように「スタンダードな大企業」に就職しないのは不思議だとここ数年思っていた。
最近の若い人が、昔のように「スタンダードな大企業」に就職しないのは不思議だとここ数年思っていた。
どうもそれは「モチベーションのある場所が変わったから」ではないかと思っている。
自分たちが就職する30年前以上のこと。
自分たちのモチベーションは「多くの若者が共通で」"お金"、"休暇"とか、"長期安定"とか、会社の"知名度"とか、「そんなところ」に"塊(かたまり)で"あったのだ。
だから「そんな欲求」が満たされさえすれば7大商社であってもメガバンクであっても、電通であっても、国家公務員1種であってもよかったのだ。
今になってみると古臭いセンスだと思う。
そしてそれが「その場所」から無くなったのである。それは戦後ずっと「そんなところ」にあったものだから、それがそこになくなったことに自分たちは驚いているわけである。
そして今若い人たちはこれまでのスタンダードではない、「自分なりのモチベーションのある場所」を素直に探しているのが今なのだ。
時代とともに新しい価値観を追いかけているのは、間違いなく若者だ。
いつの時代もそうだが、年寄りが若者を見てああだこうだ言うのは全くお呼びでない。
変わる若者をじっとみて、彼らから学びとる姿勢がこれからの年寄りには必要だろう。